堀慎吾プロ自ら明かす「至極の捨て牌読み」を学ぼう!

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Mリーグの対局で放たれる、常人には理解の及ばない一打。トッププロは一体何を根拠に、その選択に至っているのか。2025年1月31日、堀慎吾プロがリーチに対して危険牌の「5m」を切り、一発放銃を回避したあの“神の一打”。もし、その驚愕のプレーの裏側にある思考プロセスを、本人が自ら言語化してくれるとしたら、知りたくないだろうか?

YouTubeチャンネル「発男道場」で公開された動画「【Mリーグ本人解説】河の読み方伝授します!至極の捨て牌読み講座 (堀慎吾プロ)」では、まさにその奇跡的な一打が、堀プロ自身の言葉によって徹底的に解剖される。本記事では、その神髄ともいえる思考の核心に迫る。

本記事は発男道場の動画より

状況の整理

まずは、あの衝撃的な場面を振り返ろう。上家の萩原聖人プロからリーチがかかり、堀プロは絶体絶命のピンチ。手元には安全牌が無く自信が真っ直ぐ進めるなら打つ候補は「5m」と「7s」。ここで堀プロが選択したのは「5m」。もしここで「7s」を切っていれば、一発放銃という最悪の結果が待っていた。

一体なぜ、より危険に見えた「5m」を切り、6sが早くて安全に見えた「7s」を残したのか。その謎を、堀プロ自身が解き明かす。

堀慎吾の思考プロセス

堀プロは、こういった相手のリーチの捨て牌をどのように読んでいるのか解説していく。

6s→安全牌→9mの手出し

まず、堀プロは3巡目という早い段階で「6s」が切られている点に着目する。その後、安全牌の「中」を挟んで、手の中から「9m」が切られた。この「9mの手出し」こそが、読みの最大のキーポイントだった。

形の否定と待ちの絞り込み

堀プロは、この「9m」が手出しされたことから、この9mが愚形のフォロー牌だった可能性を考え、その上で6sが先に切られるパターンがどういうケースなのかを考えるという。

実際に添付のような索子の持ち方の場合は、ほぼここで先に6sが切られることはないことが分かる。

一方でこちらの添付のケースでは先に6sが打たれるケースもある。このようにを566や667から待ちの良い方を固定しておくは実践でもよくあるだろう。

また牌姿の例からも9mが愚形のフォロー牌だった場合は58mが出てくるケースはほぼなくかつ7sの危険度の方が高いということで5mを選択したわけだ。動画では他のパターンも考慮した内容、25mの危険度の話もしている。

追い詰められた時にこそ、思考は深まる

驚くべきことに、堀プロは「普段からそこまで深く考えているわけではない」と語る。今回のような読みは、「追い詰められた時に考えるだけ」という。リーチの一発目や危険な1牌の押し引きの場面で今後も掘プロがどんな思考を見せてくれるか楽しみである。

今回の動画は、トッププロが卓上の情報をいかに深く、そして立体的に読み解いているかを体感できる、非常に貴重な教材だ。単に危険牌を避けるのではなく、相手の切り順や手出しの牌から、その手牌構成の可能性を一つ一つ検証していく。

なぜあの牌が通ったのか、そのロジックを知ることで、あなたの「読み」の精度は格段に向上するだろう。ぜひ動画本編で、堀プロの思考の深淵に触れ、あなたの麻雀を新たなステージへと引き上げてほしい。

本記事は発男道場の動画より

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