ひな祭りの今宵、父が娘に勝利をプレゼントだ。
プロ麻雀リーグ「大和証券リーグ2021」3月3日第2試合、セガサミーフェニックスの近藤誠一選手が繊細な手組を武器にリーチで攻め立て、80オーバーのポイントをチームに持ち帰った。今期は思い切りのいい麻雀があまりできていなかっただけに嬉しい結果となった。
近藤選手は東1局早々にドラ単騎リーチを敢行して見事ツモ上がり。
続く親番の東2局1本場も強気の七対子リーチをものにしてリードを伸ばすと、近藤選手らしい和了が光ったのはその次局。
一時は間二萬テンパイになるも、渋谷ABEMAS・松本吉弘選手のマンズ模様の仕掛けに対して、このカンチャンを切り飛ばしてテンパイ取らずの選択。その後、見事にソウズの好形でリーチし、引きに引けない松本選手から満貫を直撃した。
南場に入っても一切手を緩めず、南1局はなかなか珍しいリーのみの手をリーチしてツモ。
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盤石態勢のオーラスも鳴き仕掛けで和了をものにし、自らの手で終止符を打った。
勝利者インタビューでは第一声に「正直不満なんですよ。いままでの分をもっと取り戻したかった」と苦笑い。東2局2本場については「確かに難しい場面。(マンズは)なかなか外しづらいけど、そこそこの手だったので好形にしたかった」と振り返った。
そして最後は「今日、3人娘がいなくなっちゃったんですよ。さっき、部屋出る時に誰もいなくなっちゃった。家出しちゃったんです」と訳の分からないことを言い出すと、
手を挙げながら「さやかー、ゆうみー、りおー。お父ちゃん待ってるからねー」と大声を張り上げ、「これはどーゆう終わり方?大丈夫ですか?w」と自身でツッコミを入れる近藤節で締めた。
とはいえ、チームは首位まで1ポイントに迫る位置まで上昇。ここに来て、お父ちゃんに復調の兆しがみられたセガファミリーに不安要素はない。
レギュラーシーズンで加点を続け、2年前につかみ損ねた栄冠を取りに行く。
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