想定外のアクシデントからしっかり立て直す様はまさに一流プロそのものだ。
プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23セミファイナル」5月2日第1試合、風林火山・松ヶ瀬隆弥選手が序盤から主導権を握り、ファイナル進出を確定させたと言っていい値千金の1勝を飾ってチームの首位浮上に貢献した。
対局は麻雀格闘倶楽部・滝沢和典選手、松ヶ瀬選手、雷電・瀬戸熊直樹選手、パイレーツ・仲林圭選手の並びで開始。
5/2 第一試合 内容
東1局は仲林選手が滝沢選手から2000点を出あがり、
松ヶ瀬選手は続く東2局の親番、タンヤオ仕掛けを駆使して瀬戸熊選手から12000点を奪取。
そして、1本場には鳴き仕掛けから聴牌形を勘違いし、まさかの誤ロン発声をするも倒牌には至らず、あがり放棄に。
少し動揺した様子もあったが、2回の流局をはさんで迎えた東4局3本場には東ポンから冷静に300・500をあがり、東場を36500点のトップで終えた。
南場は南1局が流局となり、続く南2局1本場ではドラと自風東のシャンポン待ちで先制立直を放ち、これを力強くツモりあげて4000オールを加点。
2本場にはタンヤオ仕掛けの滝沢選手に3900点を放銃するも、何とかトップをキープしたままオーラスまで進み、そのオーラスでは鳴き仕掛けから聴牌まで漕ぎ着けた。最後は2着を狙った瀬戸熊選手から立直がかかり、差し込みも考えた上で確実なオリを選択し、瀬戸熊選手のツモあがりによって自身はトップのまま駆け抜けた。
インタビュー
勝利者インタビューでは開口一番に誤ロン発声について謝罪し、「どうしても勝ちたかったのでちょっと気負いすぎてたのかもしれないです。あのようなことは人生で初めてだったので頭が真っ白になりそうだったんですけど、何とか立て直すことができました」と安堵の表情を浮かべた。
オーラスについては「もし差し込んでも瀬戸熊さんが打点が足りなかったらあがってくれないこともあるし、もし裏がのって跳満になったら自分が3着になってしまうので」と、オリに至った繊細な選択の背景を語った。
これでチームはABEMASを抜いて暫定首位に立ち、最後は「いつも応援してくれているファンの皆さん、何とかトップを取ることができました。残り3戦、チーム全員で全力で戦うので引き続き応援よろしくお願いします」とさらなる活躍を誓った。
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5/2 第一試合 結果
この試合を終えてのチームスコア
No. | チーム | ポイント |
1 | 風林火山 | 269.2(+56.9) |
2 | ABEMAS | 251.7 |
3 | RAIDEN/雷電 | 201.9(+4.9) |
4 | 麻雀格闘倶楽部 | 99.9(▲46.1) |
5 | Pirates | 69.1(▲15.7) |
6 | サクラナイツ | ▲347.3 |
試合後の松ヶ瀬選手のツイート
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