【頼みの綱はピラミッドパワー】二階堂瑠美選手、最終局までもつれた接戦をものにし、チームの首位浮上に貢献

EX風林火山

普段は見せない真剣な表情が、この試合にかける気持ちを物語った。

プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23セミファイナル」4月25日第1試合、風林火山・二階堂瑠美選手がABEMAS・白鳥翔選手とのシーソーゲームを制し、チームを首位に押し上げるセミファイナル個人初勝利を決めた。

対局は雷電・本田朋広選手、瑠美選手、麻雀格闘倶楽部・高宮まり選手、白鳥選手の並びで開始。

4/25 第一試合 内容

瑠美選手は東1局、絶好の5筒ツモから筒子の三面張立直を放つと、高宮選手から三色になる高めの1筒を一発で打ち取って幸先よく跳満を決めた

しかし、その後は流局をはさんで迎えた南3局1本場、白鳥選手に満貫のツモあがりを決められて2着目に後退。

東4局は高宮選手から本田選手への横移動があり、東場を33400点の2着で折り返した

南1局には筒子の混一色仕掛けで先制の満貫聴牌を入れるも、本田選手と白鳥選手にも立て続けにタンヤオ仕掛けの聴牌が入り、最後は白鳥選手に2000点を放銃

それでも、南2局の親番では白ポンで発進し、本田選手の立直に競り勝って1000オールの加点に成功すると、

2着で迎えた南3局には高宮選手から立直がかかる中、しぶとくタンヤオ赤2の聴牌に漕ぎ着け、これをダマテンのままツモって満貫を積み上げ、ついにトップの座を取り返した。

そして、オーラスは2着を狙った本田選手から立直が入り、最後は本田選手のツモあがりによって自身はトップのまま駆け抜けた。

インタビュー

対局後はカメラに向かって、両手で三角形を作る謎のポーズを披露。勝利者インタビューで、そのポーズについて問われると、「ピラミッドパワーですね。特に意味はないんですけど、自分の力はたかが知れてるので何か神秘的な力が欲しいなということです」と苦笑いで喜びを噛み締めた。

1~4位が揃ったこの試合。勝てば一歩抜け出すチャンスの反面、負ければボーダー争いに巻き込まれるリスクもある重要な分岐点となり、「全力で叩き合おうみたいな感じで、みんな忠実に打つタイプだったので気持ちで負けないように打ちました」と対局中の心境を明かした。

これでチームは首位に浮上し、最後は「久しぶりの登板だったんですけど良い報告ができて良かったです。まだまだありますが、引き続き応援よろしくお願いします」とファンにさらなる声援を求めた。

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4/25 第一試合 結果

この試合を終えてのチームスコア

No.チームポイント
1風林火山231.2(+62.4)
2RAIDEN/雷電207.9(▲9.7)
3ABEMAS146.2(+13.1)
4麻雀格闘倶楽部91.1(▲65.8)
5Pirates4.5
6サクラナイツ136.4

試合後の瑠美選手のツイート

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