技と技の激しいぶつかり合いを制したのはやはりこの男だった。
プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」2月11日第2試合、各チームのエース級、Mリーグを代表する選手が集う中、渋谷ABEMASの多井隆晴選手が安定した打ち回しを見せ、オーラスの逆転で終始続いた接戦にピリオドを打った。
Mリーグ屈指の重量級がそろった勝負は多井選手、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾選手、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう選手、U-NEXT Pirates・小林剛選手の並びで開局。
多井選手は東1局に跳満親かぶりの劣勢スタートを強いられながらも、
まず技が光ったのは東3局、
鈴木選手と小林選手にリーチが入った場面で鳴きを入れ、針の穴を通すかのようなペンチャン待ちの三色のみ300・500をものにした。
【2/11 2G 東3】
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) February 11, 2022
ABEMAS #多井隆晴 が
アガりきる‼️
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その後は全局追っかけ再生で見直したいぐらい濃厚な、高レベルな内容で進行し、全選手がほぼ1万点内におさまる僅差でオーラスへ。トップだった堀選手にタンヤオ仕掛けが入り、3着だった多井選手は「チーして千点で2着になろうとしか考えてなかった」場面からツモが利き、一通確定の手が整うとトップ狙いのリーチを決断。堀選手から一発満貫を出上がって全てをかっさらった。
【2/11 2G 南4】
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) February 11, 2022
ABEMAS #多井隆晴 が
アガって逆転トップ‼️
視聴は👇 @ABEMA で視聴中 https://t.co/r3j2q5wMAy #Mリーグ pic.twitter.com/9fIKS8sFJ0
振り返ればリーチ2回、和了3回、放銃0回の完璧な内容。勝利者インタビューではオーラスの心境の変化を振り返りながら、「道をツモが勝手に教えてくえた」とかっこいい名言を。
お決まりのドヤ顔に視聴者からは「多井どや春」「ポエマーたかはる」とイジりもあったが、さすがと言わざるを得ない麻雀だっただけに「多井は本当、強いよな」「かっこつけてるけどやっぱりすごく考えてるんだね」といったコメントも散見された。
チームはこの日、2戦ともトップで首位に浮上。それでも「プラスを積み重ねて最後一番上にいられるような麻雀を組み立て、あらゆるデータを入手し、あらゆる選手の対策を練ってしっかりやっていく」。不動のエースは気を緩めることなく、次戦を見据えた。
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【#Mリーグ 実況】
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) February 11, 2022
第2試合が終了しました。#多井隆晴 が自身のレギュラーシーズン100戦目を逆転勝利で飾る!ABEMASはこの1勝で首位に浮上‼️
1位 多井(ABEMAS)+52.5
2位 たろう(ドリブンズ)+4.8
3位 堀(サクラナイツ)▲17.3
4位 小林(Pirates)▲40.0
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