置かれた立場は違くとも、ファンのために全力で腕を振るのがMリーガーのカッコ良さだ。
プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2022-23セミファイナル」5月4日第1試合、サクラナイツ・岡田紗佳選手がオーラスで満貫ツモを実らせ、麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗選手と同点トップを決めた。
対局はABEMAS・白鳥翔選手、伊達選手、岡田選手、風林火山・二階堂亜樹選手の並びで開始。
5/4 第一試合 内容
岡田選手は東1局、先制立直を放つも、タンヤオで仕掛けた亜樹選手にドラ2赤の満貫を放銃。
それでも、続く東2局には再び先制立直を放ち、伊達選手から3900点を奪った。
一方の伊達選手はこの局、ドラの1索カンで倍満確定の聴牌を入れていただけに悔しい結果に。
しかし、東3局には岡田選手との立直対決をツモあがりで制して1300・2600で立て直した。
そして、東4局には発暗刻から鳴きを入れ、亜樹選手からドラ2の3900点を拾って東場を31200点のトップ、一方の岡田選手は16300点のラスで終えた。
ファイナル進出は絶望的ながらファンのために何とかトップを決めたいサクラナイツ。
岡田選手は南1局、その思いを胸に678三色確定の先制立直を放ち、亜樹選手と白鳥選手に立て続けにダマテンが入る中、これをしっかりツモって倍満に仕上げ、トップ目に立った。
一方、この和了で2着にダウンした伊達選手は続く南2局の親番、先制立直をかけ、岡田選手からドラを打ち取って12000点を加点し、再びトップに返り咲いた。
反対に、続く南2局1本場、岡田選手は白鳥選手の立直に一発で飛び込んで2600点を献上し、連続放銃で一気にラスに転落。
それでも、南3局の親番では先制立直から2000オールを決め、続く1本場も亜樹選手から1500点を奪って何とか意地を見せた。
伊達選手がトップ、岡田選手は3着で迎えたオーラス。その差は11000点と、岡田選手は満貫ツモでもトップに届かない状況の中、赤2の役なし聴牌を一度はダマテンに構え、白鳥選手から立直が入ったタイミングで自身も追いかけ立直を敢行。
立直棒が出たことでツモれば同点トップの状況となり、最後は親の亜樹選手にも鳴きで聴牌が入る中、このめくり合いをツモあがりで制して伊達選手との同点トップを飾った。
インタビュー
岡田選手は勝利者インタビューで「今日は全体を通して攻め切るというのがテーマで、放銃すると(ボーダーを争う)パイレーツの関係者には申し訳ない気持ちはあったんですけど、自分の麻雀を打とうと思っていました」とやり切った表情。
サクラナイツはファイナル進出が厳しい状況での最終日となり、「これがサクラナイツの最後の試合になってしまうのでファンの方々に感謝を伝えられる麻雀を打とうと卓に座りました」とこの対局にかける思いをコメント。
最後は「私はMリーグに入る前は自分のために麻雀を打っていたんですけど、Mリーグでは多くの人が私の麻雀に一喜一憂してくれて、ファンのために打とうという意識になりました。サクラナイツはこのセミファイナルで敗退になりますが、来シーズンもよろしくお願いします」と視聴者に笑顔を届けた。
一方、結果的に同点に追いつかれ、ポイントを分け合う形となった伊達選手はインタビューで「すごく素敵な試合だったんじゃないかと思います」と悔しさはない様子。
チームはこの1戦目でラスになると、パイレーツとのボーダー争いが激化する状況だったが、勝負強くトップを勝ち取り、「プレッシャーはあったんですが、こういう場で打たせてくれることはありがたいので自分にできることをやろうと思ってました」とほっとした表情で振り返った。
このトップでほぼファイナル進出を確定させたことになり、最後は「自分の目標は達成できたと思うので、次の人にバトンを渡したいと思います。引き続き応援よろしくお願いします」とまとめた。
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5/4 第一試合 結果
この試合を終えてのチームスコア
No. | チーム | ポイント |
1 | 風林火山 | 324.2(▲14.4) |
2 | ABEMAS | 195.7(▲56.0) |
3 | RAIDEN/雷電 | 173.8 |
4 | 麻雀格闘倶楽部 | 146(+35.2) |
5 | Pirates | 16.9 |
6 | サクラナイツ | ▲312.1(+35.2) |
岡田選手と伊達選手のツイート
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