場況を読ませたら右に出る者はいない。
プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」2月18日第1試合、EX風林火山の勝又健志選手が他家の大物手を蹴る秀逸なかわし手を駆使してトップをもぎ取り、チームを首位に導いた。
U-NEXT PiratesとEX風林火山、赤坂ドリブンズとTEAM雷電の上下分かれるチーム同士が争った対局は、終盤まで目が離せない展開が続いた。
勝又選手は和了も放銃もないまま前半を進み、読みが冴えわたったのは東4局親番。
チーム首位を走るU-NEXT Piratesの小林剛選手がドラ一万を3枚抱えて東をポンした局面で、その上がりが早いとみるや、自身は両面2つの高打点も見える手を鳴いて即座に500オールをツモ上がった。
続く1本場もダブ東の鳴きから、これまた小林選手の勝負手をかわして加点。
南場では小林選手と赤坂ドリブンズの鈴木たろう選手と三者一歩も譲らない接戦を繰り広げる中、オーラスの跳満ツモでとどめを刺した。
東場の小林選手の大物手が成就していたら違う展開になっていただけに、IQ220の好判断が光った合戦だった。
東場の鳴きや早上がりについては、勝利者インタビューで「できればリーチしたかったが、連荘の価値を重く見てあの辺りが見切りどころかなと思った」と解説。視聴者からは「小技だけどあそこがあったから小林止まった気がする」などと関心の声が寄せられた。最後はチーム首位での戦い方を問われると、決しておごらず「1位には現段階でこだわっていない。まずは4位以内でセミファイナルに進むことが目標」と落ち着いた表情を見せ、しっかりと兜の緒を締めて次戦を見据えた。
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