最後の最後まで分からない決定戦出場と降級ライン争いー。
2022年9月28日(水)、第47期最高位戦A1リーグ最終節が行われた。
毎年様々なドラマが生まれる最高位戦A1リーグ。
今年はどのような結果になったのかー。
レギュレーション
全12節計48局、出場13選手で1年間通して対局を行う。
■上位3選手
現最高位(最高位戦日本プロ麻雀協会の最高タイトル)鈴木優選手と第47期最高位をかけて戦う。
■下位3選手
A2リーグへ降級になる
昨年度最高位を獲得した鈴木優選手は、
今期Mリーグ・U-NEXTパイレーツに指名されるなどまさにタイトルを獲得することで麻雀人生を大きく変える可能性がある。
それだけにトップ麻雀プロ達も力が入り見応えが増す。
▼11節までの成績はこちら▼
出場13選手はこちら
決定戦出場者
竹内元太選手
首位通過を決めたのは竹内元太選手だ。
リーグ戦序盤からトップを走り続けて見事第一位で初の決定戦に出場を決めた。
第7節あたりからマイナスが続き一時は首位を譲る。
最終局(48局)スタート時では3位となっていたものの、
最後に親の国士無双を決めて一気に首位に返り咲いた。
醍醐大選手
第二位は醍醐大選手。
開幕当初は▲131.1とラスからのスタートとなったものの確かな実力を持ち合わせ、持ち前の剛腕で決定戦に残った。
第45期最高位と過去にタイトルを獲得している醍醐選手はこれで4回目の決定戦、再びこの舞台に戻ってきた。
園田賢選手
第三位は、園田賢選手だ。
言わずと知れたMリーガーで実力は折り紙付き。開幕から安定した成績を残し4回目となる決定戦出場を決めた。
放送対局のインタビューでは服装がレモンスカッシュであることをイジられるも、
「この服にしてから麻雀の調子が良くなっているから決定戦もこれでいく」と視聴者の笑いを取った。
未だ無冠の漢が今回はタイトルを獲れるか服装も合わせて楽しみである。
最終全体成績
決定戦出場者に目が行きがちだがもう一つのドラマがあった。
降級をかけた争いだ。
最終局スタート時、残留をかけて太田安紀選手・村上淳選手・設楽遥斗選手の争いがあった。(太田選手と100ポイント以内の差)
太田選手が仮に大トップを取り、村上選手・設楽選手の誰かがラスを引いてしまえば点数次第ではひっくり返ってしまう。
さらに難しいのは太田選手と同卓していないため(もちろん他の卓の点数状況は対局中は分からない)、もしラスを引いた際はどのくらいの点数で妥協して良いのか分からない。
そんな緊張感溢れる最終局ー。
村上選手は早々に降級圏内から外れたものの、設楽選手は終始苦しみ2万点をわずかに超えるラスを引いてしまった。
運命は別卓だった太田選手の結果待ちとなり、悪い予感は的中。なんと太田選手が67000点の大トップを取り、悔しい降級が決まった。太田選手は最後の最後に嬉しい大逆転で締めた。
また、降級の3選手(設楽選手、浅井選手、品川選手)は、前期A2リーグから昇級してきた3選手だった。過去に事例がなかっただけに今期のA1リーグは嵐だったとも言えるだろう。
これにて最後の最後までドラマがあった第47期最高位A1リーグは終了となった。
これからの決定戦、そして来シーズンに目が離せない。
決定戦日時
節 | 日時 | MC/解説 |
1 | 2022年10月23日(日) 12時開始 | MC:安達瑠理華 解説:新井啓文・朝倉康心 |
2 | 2022年10月30日(日) 12時開始 | MC:浅見真紀 解説:石田時敬・浅井裕介 |
3 | 2022年11月2日(水) 12時開始 | MC:小宮悠 解説:村上淳・河野直也 |
4 | 2022年11月16日(水) 12時開始 | MC:中里春奈 解説:石橋伸洋・坂本大志/品川直 |
最終 | 2022年11月23日(水) 12時開始 | MC:日向藍子 解説:土田浩翔・近藤誠一 |
熱戦の様子は全編ABEMAにて生放送予定!ぜひご視聴ください。