【ゼウスがついに完全復活】鈴木たろう選手、記念受験も上手くいき35000点差をまくる逆転勝利

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たろうオリジナルがついに炸裂した。

 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」11月15日第2試合、ドリブンズ・鈴木たろう選手が神がかった和了を連発し、大逆転の末に待望の個人初勝利を決めた。

11/15 第二試合 内容

東家からABEMAS・松本吉弘選手、パイレーツ・瑞原明奈選手、たろう選手、風林火山・二階堂瑠美選手の並びとなったこの対局。

序盤は瑞原選手が東1局にたろう選手から2600点をあっさりと出あがると、続く東2局の親番で3200オール、流局をはさんで2本場には2000オール、さらに3本場は瑠美選手から満貫直撃と、怒涛のあがりで6万点に迫った。瑞原選手のトップは確定のように思えた展開だったが、流局をはさんで迎えた東3局5本場にたろう選手に神がかり的な和了

凡人では全くあがり役が見えない手牌から早々に9萬ポンで発進すると、トイトイをにらみながら手の内に3種類の役牌を1枚ずつ残す手組みで進行。そして、見事に白を暗刻にして何とか役あり聴牌にたどり着くと、瑠美選手から先制立直が入るも聴牌を維持し、最終的には瑠美選手の現物に待ち替えしたタイミングで瑞原選手から3900点の出あがりに成功した。その後は他家の横移動があり、たろう選手は22400点持ちの2着で前半戦を折り返した。

 2着といってもトップの瑞原選手までは35000点と大差で迎えた南場。南1局は瑠美選手が瑞原選手から5200点を直撃し、南2局は流局となった。何が何でも初トップがほしいたろう選手は南3局1本場の親番トイトイ狙いで勢いよく鳴きを入れるも、瑠美選手から優に跳満が見える先制立直が。それぞれの待ち牌は互角と結末は神に委ねられる中、流局直前で何とか狙いを定めた白を引き上げて3200オールを加点した。

これで瑞原選手までの差を縮め、続く2本場には萬子の混一色仕掛けを成功させて瑠美選手から5800点を直撃、そして、3本場に松本選手との立直合戦を制して裏裏の親満ツモを実らせ、ついにトップ目に立った。

ようやく勝利が見えたオーラスだったが、最後も試練が訪れ、2着の瑞原選手に逆転条件を満たす跳満ツモの聴牌がこれを黙聴に構えられ、自身の放銃も許されない状況に。そして、ファンは固唾を飲んで見守る中、瑞原選手の待ち牌である36筒は聴牌時に残っていた4枚全てが王牌に消え、流局の末にトップを勝ち取った。

インタビュー

勝利者インタビューで初トップについて問われると「長かったですね」と、やや疲れが見える表情で喜びを噛み締めた。オーラスについては「開けられた時ドキッとしました。(瑞原選手の当たり牌を)持ってなかったので大丈夫でしたけど、親の瑠美さんに対応していたので、持ってきたら分からなかった」とほっとした様子。

たろう選手らしい和了となった東3局5本場の3900点出あがりについては「あれは普通ですよ。配牌の時点で店仕舞い。記念受験みたいなもので、ダメもとで仕掛けました。いつもこういう仕掛けをやってるので、たまには上手くいかないとやってる意味ないじゃないですか」とひょうひょうと言ってのけた。

最後は「ずっと負けててファンの方の期待に応えられないのが申し訳なかったんですけど、ようやくチームは上向きになってきた。後は見守っていただければと思います」と堂々と語り、対局場を後にした。

 ようやく園田賢選手以外にトップが生まれたドリブンズ。この日は1戦目、村上選手がトップを取れそうな中で3着に沈む苦しい展開も、最後は粘り強く2着を奪取。少しずつマイナスを返済し、着実に上昇しているのは間違いない。ファイナルに進めなければメンバーを入れ替えなければならない今期。もう歩みを止めることはない。

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11/15 第二試合 結果

試合後のたろう選手のツイート

この試合を終えてチームスコア

No.チームポイント
1渋谷ABEMAS443.4(▲23.7)
2KONAMI麻雀格闘倶楽部165.1
3EX風林火山13.8(▲69.1)
4TEAM RAIDEN/雷電10.4
5U-NEXT Pirates80.2(+21.2)
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