その「何切る」、門前と同じで大丈夫?鳴いた後の最適解は「変化」にあり!

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麻雀で「何切る」と聞くと、あなたは門前(メンゼン)の手牌を想像するだろうか?しかし、アガリの半分は「鳴き」によるものだ。もし、門前の時と同じ感覚で鳴いた手牌(副露手)の「何切る」を選択していたら、実はアガリを逃しているとしたら、知りたくないだろうか?

鳴いた手牌は、リーチができない代わりに、テンパイした後も待ちを変えたり、手牌を柔軟に変化させたりできる、という大きな特徴がある。この特性を活かした「何切る」こそが、副露手の真髄なのだ。

YouTubeチャンネル「発男道場」で公開された動画「【麻雀解説】門前と鳴いた時では選択が変わる!? 副露手の何切るを問題形式で解説」では、まさにその「副露手」に特化した「何切る」問題が6問出題され、門前手とは異なるその思考法が徹底解説されている。本記事では、その核心的なポイントを凝縮して紹介しよう。

本記事は発男道場の動画より

門前手と副露手の「何切る」はココが違う!

動画の冒頭で強調されるのは、門前手と副露手の最も大きな違いは「リーチができるかできないか」という点だ。そして、この違いが「何切る」の選択に決定的な影響を与える。

  • 門前手: リーチをすると待ちが固定されるため、テンパイに至るまでの「牌効率」を最大限に意識する。
  • 副露手: リーチができない代わりに、テンパイした後も「待ちを変化させられる」という大きなメリットがある。だからこそ、手牌が最終形に至るまでの「変化の可能性」を最大限に考慮した「何切る」が重要となるのだ。

副露手の「何切る」実践!6つの思考法

動画では、具体的な副露手の手牌の形を例に、門前手とは異なるその思考法が6つの問題を通して紹介される。今回はその中から、3問を抜粋して紹介しよう。

※全問で共通、ドラ5pで親番5巡目。
1、打点と変化の最大化
・牌姿:2267m344567p (678sチー) 2pツモ
状況: 4pか7pを切れば聴牌だが、どちらを切るか。

正解: 4p切り。単純なテンパイだけでなく、この後の8p引きによる「678の三色」変化で打点が上がる可能性を見据える。また、上家から8pが出た場合にチーして2pを切れたりと打点を上げる「変化の待ち」を重視する。

2、ドラの効率的活用
・牌姿:23m444567p57s (白ポン) 6sツモ
状況: 4pか7pを切れば聴牌だが、どちらを切るか。

正解: 7p切り。この選択は、後にドラの5pを引いた際に、それを「頭」として44455に変化して使えるようにする。門前手ではリーチして待ち固定となるが、副露手は待ちを固定しないため、このような柔軟なドラの活用が可能となる。

3、安全牌の確保と打点の両立
・牌姿:67m234566p23s (発ポン) 2pツモ
状況: 2pか6pを切れば広い1シャンテンだが、どちらを切るか。

正解: 6p切り。将来の安全牌を持ちやすくなる点と打点の見込みが大切だ。223456pとなることで次に安全牌が来たらもう1度6pを切るだろう。そしてその後にもう1枚ドラの5pを引いた際には2pを切ってと安全牌を持ちながら振り替える可能な手になるということだ。こうした柔軟な思考が鳴きには求められる。

まとめ:副露手は「変化」を恐れるな!

門前手と副露手では、アガリへの思考プロセスが大きく異なる。副露手は後の変化も見据えた思考が毎回求められ、「テンパイ後の変化」などを常に意識し、柔軟な選択をすることが重要だ。

この動画で解説されたポイントを実践で意識できるようになれば、あなたの副露手は格段に強くなり、アガリの機会を大きく増やすことができるだろう。ぜひ動画本編で、具体的な手牌の例と、その思考プロセスを確認し、あなたの麻雀を新たなレベルへと引き上げてほしい。

本記事は発男道場の動画より

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