トップかと思われた最終手番にとんでもない試練。
プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」10月27日第2試合、サクラナイツ・堀慎吾選手がオーラスの聴牌ノーテンで逆転し、自身とチームともに2連勝を決めた。
東家から堀選手、麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗選手、フェニックス・魚谷侑未選手、ドリブンズ・園田賢選手の並びとなったこの対局。東場は1局に伊達選手が鳴きを駆使して堀選手から満貫を奪取して以降、2局に園田選手が700・1300ツモ、3局は堀選手が魚谷選手から2600点をロン、そして4局には魚谷選手が満貫ツモと、4選手にそれぞれ1回ずつ和了が生まれる展開に。そして持ち点はほぼ横並びも、堀選手は15900点持ちのラス目で南場を迎えた。
堀選手が一撃を決めたのは南入直後の親番。好配牌を手なりで進めて🀔🀗待ちの立直までたどり着くと、山に残り1枚に減った最後の🀗を引き上げ、立直ツモタンヤオピンフドラ赤の親跳に仕上げた。
ただ、続く1本場に2600点をあがった魚谷選手に南2局にも1300・2600をツモられ、さらには3局に700オールを加点されて逆転を許す格好に。その後は流局をはさみ、トップの魚谷選手が32400点持ち、それを追う堀選手が30400点持ちの僅差でオーラスに突入した。
そして運命の最終局、堀選手は白ポンであがりトップの🀈🀋待ち聴牌を早々に入れるも、これがなかなかあがれず。しかし、親の園田選手とトップの魚谷選手に聴牌気配はなく、あがれずとも逆転勝利が目と鼻の先…。のように見えた最終盤、園田選手が切った🀛をポンした伊達選手にドラ2の形式聴牌が。そして堀選手に回った海底には伊達選手の和了牌である🀉が眠っていた。伊達選手に放銃すれば1着順ダウンの3着、おりたら微差でトップを逃すという局面。少考の末、堀選手が選んだのは放銃回避かつ聴牌キープとなる🀊ー。これで魚谷選手との聴牌ノーテンで着順が入れ替わり、鋭い判断力でトップをもぎ取った。
勝利者インタビューで至極の1局にオーラスを挙げ、「最後に試練が来ましたね。園田さんも魚谷さんもノーテンだと思っていて、ドラを持ってるなら伊達ちゃんかと。海底は何とか安牌を持ってきてくれと思ってたんですけど、通って良かったです」と胸を撫で下ろした。これで自身は連勝でチームに勢いも出てきた。唯一トップがない新加入のチームメイト、渋川難波選手について問われると「いずれ来るかなと。チームで楽にいける環境を作ってあげられればいいと思います」と頼もしい一言。最後は「まだまだ続くので首位のABEMASをゆっくり追い上げて、これからも勝っていこうと思います」と締めた。
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▼この試合を終えてチームスコア▼
| No. | チーム | ポイント |
| 1 | 渋谷ABEMAS | 416.8 |
| 2 | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 135.3(▲16.6) |
| 3 | KADOKAWAサクラナイツ | 118.5(+53.9) |
| 4 | TEAM RAIDEN/雷電 | ▲31.7 |
| 5 | EX風林火山 | ▲74.8 |
| 6 | U-NEXT Pirates | ▲95.2 |
| 7 | セガサミーフェニックス | ▲143.8(+10.9) |
| 8 | 赤坂ドリブンズ | ▲325.1(▲48.2) |
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