【最年長・沢崎誠プロMリーグの舞台から去る】有言実行「入団時の約束を果たす」

Mリーグ関連の記事一覧

優しい笑顔とあの強さは誰も忘れないー。

プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の契約継続・満了選手の公表に伴い、6月30日、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠選手の契約満了が発表された。

2019年KADOKAWAサクラナイツがMリーグに参画しドラフト3位で指名された沢崎選手。普段の優しい笑顔とは対照的に、麻雀中は真剣な眼差しで代名詞ともなった雄すましリーチを打ち多くのファンを魅了してきた。これまで3シーズンを戦い抜き2021-2022シーズンでは、チームを優勝へ導く立役者となった。ファンとしては非常に残念な結果とはなったがこれまでの健闘に「お疲れ様でした」と伝えてあげたい。

沢崎選手の成績

冒頭の通り2019年新チーム発足時に入団した沢崎選手。期待が高まる一方でMリーガーの中では最年長(指名時は64歳)のベテランということもあり不安の声もあった。

しかし、蓋を開けてみれば当初からチームを牽引していたのは沢崎選手だった。
3シーズンを振り返ってのトータル成績は以下の通り。

・出場試合:88試合
・生涯成績:+353.4(7位/32人中)

レギュラーシーズンのみ 2021-2022シーズン終了時点

優勝に導いた2021-2022シーズンの成績は以下の通り。

・出場試合:26試合
・トータル成績:+399.7(2位/32人中)

レギュラーシーズンのみ 2021-2022シーズン

十分すぎる成績を残した。特に2021-2022シーズンは、チームメイトの内川選手・岡田選手が苦しむ中最後の最後まで瑞原選手とのMVP争いを続け、セミファイナル進出そしてチーム優勝に大きく貢献した。
しかし、本シーズンのファイナル終盤で病気の発症により戦線離脱を余儀なくされ優勝を会場で迎えることが出来なかった。ファンからは心配の声が相次いだそんな最中の発表となった。

チーム公式より発表

KADOKAWAサクラナイツの監督である森井監督からのコメント。
コメントからも読み取れるが苦渋の決断だったに違いない。

満期の発表を受けての沢崎選手のコメント

自身のツイッターで想いを綴った。

指名当初の沢崎選手のコメント

2019年7月9日ドラフト指名されての沢崎選手のツイート。

まさに有言実行となる「優勝で恩返しをする」が出来たのではないだろうか。
これぞベテランの底力・漢だなと改めて感じさせられた。

チームメイトからのコメント

チームのエースで同じ団体の後輩にあたる内川選手のコメント
(2019年ドラフト1位)

同じ団体の後輩でMリーグ最年少の岡田選手のコメント
(2019年ドラフト2位)

良きライバルでもあった堀選手のコメント
(2020年指名)

これからもチームメイトは沢崎選手の想いも背負って戦ってくれるだろう。
そして、また優勝を勝ち取った暁には、沢崎選手も招待して同じ会場で喜ぶ。そんな微笑ましい姿を見てみたい。

関連記事

タイトルとURLをコピーしました